ウイルスの感染で起こる結膜炎には、 急性出血結膜炎 と 流行性角結膜炎 、 咽頭結膜熱 があります。これらのウイルスで起こる結膜炎は感染力がとても強いので「はやり目」と呼ばれています。学校の友達や家族、仕事仲間など、周りの人たちにうつさないように注意が必要です。
ウイルス感染
激しい充血、めやに、痛み、涙異物感など。症状の強い人では瞼の裏に白い炎症性の膜ができたり、白目にゼリー状の水ぶくれができたりすることもある。
かすむ、瞼が腫れる
アデノウイルス(8型、19型、37型)によって起こる結膜炎。最初は片目だけに発症しても、数日中にもう片目に症状が出現することがあります。
ウイルス感染
激しい充血、めやに、痛み、涙異物感など。耳の前のリンパ節が腫れることもある。症状の強い人では瞼の裏に白い炎症性の膜ができたり、白目にゼリー状の水ぶくれができたりすることもある。
アデノウイルス(3型、4型、7型)によって起こる結膜炎で、「プール熱」と呼ばれています。
ウイルス感染
白目の充血、目やに、喉痛み、発熱 耳の前のリンパ節が腫れることもある。
エンテロウイルス(70型)やコクサッキーウイルス(A24変異型)によって起こる結膜炎で、「アポロ病」という呼び名もあります。
ウイルス感染
急性で、大量の目やに、白目をおおう眼球結膜に出血、耳の前のリンパ節が腫れることもある。
ヘルペスウイルスによる結膜炎は、他の人にはあまりうつりません。このウイルスは特徴的な角膜炎(角膜ヘルペス)を合併することもある。
白目の充血、めやに、目の周りの皮膚に小さな薄い赤色の水疱が出る
かすむ、瞼が腫れる